祖母のブームは変わってまた続く
こんにちは。宇留賀瑞穂です。
お越しくださり、有難うございます。
このご時世。
1日1日の有り難みを噛みしめております。
貴重なお時間を
1分でもお読みくださった
貴方様に、
宮古島の風が元気を運んできますように。
今日も1日、わいてぃーどー◎
…………………
前回の続き
「あー金ちゃんヌードがあれば、
金ちゃんヌード金ちゃんヌード金ちゃん…」
降伏したにーは、
金ちゃんヌードルを10個買って帰宅しました。
にー「オソロシイ!10日経ったら
また買わないといかんのか。
オバアはいつからあんなに
金ちゃんヌードルにハマったんだ?」
私「この前聞いたけど…
病院の付き添いのとき、
私が部屋の端っこで
金ちゃんヌードルを食べてたのを
ベッドから見てて、
なんて美味しそうに食べるんだ!
自分も退院したら
必ず食べようと思ったらしいよ。」
サバ刺身ブームで忘れてたのに、金ちゃんヌードルのCM見て思い出したみたい
にー「入院中かー。そうたねあの時は大変だったもんな。」
祖母は82歳のお盆の夜中、突然
「何でかね?息ぬどぅしーごーごー(息がしづらい)」
と言い、
救急車で病院へ
重篤な心筋梗塞とのことで
家族親戚あつめられ
集中治療室前で泣いておろおろ……
……そして、さすがの奇跡の復活をしています。
にー「では、原因はお前だ。
オバアのためにがんばって明日から
金ちゃん買ってきなさい♪ヨロシク♪」
「えーーー」
プルルルル…黒電話が鳴り出す。
「もしもし、あっ章兄ちゃん!」
章「みんな元気?今度俺仕事で
1週間沖縄帰るから。
オバアによろしく。じゃあね」
(約四十年前は市外電話が非常に高価で、
お互いに用件のみで
電話を済ませたものでした)
「オバア、章兄ちゃん仕事で来月帰るって!」
「章ちゃんか!章ちゃん!」
笑顔のオバア。